下眼瞼拡大-垂れ目形成- 施術内容
つり目を改善し、縦幅が大きく、可愛い印象の垂れ目を形成する「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」とは?
下眼瞼拡大(垂れ目形成)は、日本人やアジア人特有のきつい印象のつり目を、やわらかく可愛い印象の垂れ目に整形する目(眼瞼)の手術です。
ボトックス(ボツリヌス菌を産生するたんぱく質を加工した医薬品)を眼輪筋に注入することで、筋肉の収縮を弱めて垂れ目を形成する術式もありますが、数カ月程度の一時的な効果であるため、半永久的な効果の垂れ目形成をお望みの患者様は、満足できない場合があります。
そのため、リッツ美容外科大阪院の下眼瞼拡大(垂れ目形成)では、下瞼(まぶた)の中央から外側の皮膚および眼輪筋を2〜4mm程度切除し、下方向へ引き下げて縫合する術式を行います。
リッツ美容外科大阪院の下眼瞼拡大(垂れ目形成)が誕生した秘話
リッツ美容外科大阪院が下眼瞼拡大(垂れ目形成)の方法を考案したのは2004年のことですが、実は、この術式は、ひとりの女性の切実な願いを叶えるために誕生しました。その患者様は、つり目が原因でいじめを受けており、「優しい印象になる垂れ目にしたい」と強くお望みだったのです。
患者様の目元を診察したところ、上瞼(まぶた)や外眼角の位置は正常であるものの、下瞼(まぶた)のラインが垂れ目のカーブを描いていないために、外側の白目を直線的なつり目の印象にしていました。
2004年当時の垂れ目形成は、下瞼(まぶた)を下側に引っ張ると、外反(「あっかんべー)をしているような状態)になったり、三白眼(人相学上、凶相とされる目元)になったりする可能性があるマイナス因子としての発表が美容外科の業界であったため、主に上瞼(まぶた)や外眼角を対象にしていました。当時は、下瞼(まぶた)への垂れ目形成のアプローチはタブーだとすら考えられていたのです。
しかしながら、リッツ美容外科大阪院では、患者様のお悩みを解決するために、上瞼(まぶた)や外眼角ではなく、下瞼(まぶた)を対象にした下眼瞼拡大(垂れ目形成)を初めて実施しました。同施術は、結果的に成功を収め、患者様に大変喜んでいただくことができました。
以後、5年間にわたって下眼瞼拡大(垂れ目形成)を数百名の患者様に実施し、ニューヨークのDr,G Jelks(眼瞼形成術の世界的第一人者)に本術式の有用性をお伺いしたところ、賛同をいただくことができたため、世界に向けて本術式を発表した経緯がございます。
「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」をおすすめする方
きつい印象のつり目を垂れ目にしたい。
メイク以外で垂れ目になる方法を探している。
小さい印象の目の縦幅を、もっと大きく見せたい。
ボトックスによる垂れ目形成では満足できなかった。
傷跡が皮膚側につかない方法で、目を大きくしたい。
「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」の施術方法
リッツ美容外科の下眼瞼拡大(垂れ目形成)は、以下の順序で施術を行っていきます。
・下瞼(まぶた)の裏側(結膜側)の瞼板下縁を1cmほど切開
・結膜を下方向に8mmほど剥離
・瞼板と眼瞼筋膜(CPF:capsulo-palpebral fascia)を吸収糸でtucking(縫縮)
・黒目(虹彩)の部分で三白眼にならない程度に下瞼(まぶた)を引き下げる
・外側の白目(lateral scleral triangle)も同時に縦幅を大きく見せるように調節する
・裏側のtucking(縫縮)を通常3~4針程度行う
・結膜側の引き下げ具合により、黒目の内側~外眼角にかけ、まつ毛の1〜2mm下側で皮膚切除(※通常、皮膚切除量は最大で4〜6mm程度)
なお、下瞼(まぶた)の小さな切開の傷跡は、人体の他の部位と比較して、傷跡として目立つことはほとんどないため、術後の傷跡をご心配されている患者様でも、安心してお受けいただくことができます。
「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」で期待できる作用と効果
下瞼(まぶた)を引き下げ、垂れ目を形成し、つり目を改善する効果が期待できる
通常の目元では、目尻の位置が目頭よりも10〜15°上方に傾斜していることが多いです。しかしながら、日本人を始めとするアジア人では、目尻の位置がこれよりも上方に位置していることがあり、これがつり目の原因となります。
リッツ美容外科の下眼瞼拡大(垂れ目形成)では、下瞼(まぶた)の中央から外側の2分の1程度、下側へ開きを大きくすることで、垂れ目を形成します。これにより、つり目を改善する効果を期待することができます。
目の縦幅を拡大することにより、大きな印象の目にする効果が期待できる
下眼瞼拡大(垂れ目形成)で期待できるのは、優しく可愛い垂れ目にする効果だけはありません。下瞼(まぶた)を内側から外側へ下げることで、目の縦幅を拡大し、黒目・白目が良く見える大きな印象の目にすることができます。これにより、つり目を改善するだけでなく、スリットアイと呼ばれるキツネ眼の改善にも効果を見込むことができるのです。
より強く垂れ目を形成し、目を拡大したい場合には、結膜側ではなく皮膚側切開も可能
リッツ美容外科大阪院で行う下眼瞼拡大(垂れ目形成)は、基本的に下瞼(まぶた)の裏側にあたる、結膜側を切開するため、傷跡がほとんど目立たないメリットがあります。
ただし、より強く垂れ目を形成し、目をさらに拡大したい場合には、下瞼(まぶた)を下げる程度に合わせて、皮膚側を切開し、皮膚および眼輪筋を切除することで、さらに高い効果を期待することも可能です。
「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」の施術の流れ
①カウンセリング
まずは、患者様の目元の状態をカウンセリングしたうえで、下眼瞼拡大(垂れ目形成)が適切な施術かどうかを医師が診察して判断いたします。
②デザイン・マーキング
手術前に、患者様が座った状態で鏡を見ていただきつつ、どれくらいの垂れ目を形成したいのかを確認しながら、デザインおよびマーキングを行っていきます。
③麻酔
リッツ美容外科では、患者様のご負担を最小限に抑えるためにも、静脈麻酔(眠っている間に施術が完了する麻酔)を行います。目元の結膜側の手術は、患者様によっては恐怖を覚えたり、痛みを強く感じたりする可能性があるため、局所麻酔ではなく、静脈麻酔をおすすめしております。
④「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」の施術
麻酔が十分に効いたことを確認した後、下眼瞼拡大(垂れ目形成)の施術を行います。施術時間は約120分となります。
⑤術後のアフターケア
結膜側切開の場合は、吸収糸を用いて縫合を行うため、抜糸の必要はありません。皮膚側切開では、患部を1週間程度、肌色のテープで固定し、術後、5日程度で抜糸を行いますので来院ください。アイメイクは抜糸後に可能となります。
POINT
下眼瞼下制術は、「つり目のきつい印象を、たれ目のやわらかな印象にしたい」「できるだけ大きな目にしたい」などという要望に対して、考案された手術です。
下瞼(まぶた)の真ん中~外側1/2の下方への開きを大きくすることにより、黒目も白目もよく見える大きな目になり、つり目からたれ目の優しい印象になります。以前は、垂れ目(たれ目)にしたり、目を下に向かって目を大きくする手術は存在しませんでした。垂れ目(たれ目)のやわらかな印象にし、大きな目にする画期的施術として、人気の施術です。
基本的に瞼(まぶた)の裏側からの施術ですので、傷は見えません。(下げる程度に合わせて皮膚切除を行うこともあります)。
「下眼瞼拡大(垂れ目形成)」の特徴
施術時間 |
約120分 |
麻酔の有無 |
静脈麻酔/局所麻酔 |
抜糸の有無 |
結膜側切開は吸収糸を用いるため、抜糸の必要なし。 |
皮膚側切開の場合は術後、5日程度で抜糸が必要。 |
ダウンタイム |
結膜側切開は2〜3日、むくみを感じる場合がありますが、時間と共に治まっていきます。 |
皮膚側切開の場合、腫れ・内出血などのダウンタイムは1〜2週間ほど続きますが、時間と共に治まっていきます。患者様によっては、浮腫みが発生して白目が一時的にゼリー状となることがありますが、こちらも時間の経過と共に消失します。 |
腫れ具合 |
★★☆☆☆ |
副作用など |
ごく稀に、感染症、逆さまつ毛、複視、三白眼などの副作用が見られる場合がありますが、そのようなリスクが発生しないように、無理のない下眼瞼拡大(垂れ目形成)の施術をご提案しますので、医師の指示に従ってください。 |
料金表
下眼瞼拡大-垂れ目形成-
440,000円(税込)
よくある質問と答え
つり目をたれ目にしたのですがどんな手術がありますか?
私たち東洋人に多いつり目できつい印象の目を、垂れ目で柔らかな印象にするには、下眼瞼下制術を行います。下まぶたの真ん中から外側1/2を下げて、外側の白目を大きく見せるようにします。
目を下方に大きくしたいのですがどんな方法がありますか?
目を下方に向かって大きくするには、下眼瞼下制術を行います。下まぶたの真ん中から外側1/2を下げて下方に向かって広げます。白目も黒目もよく見える大きな目になります。
下眼瞼下制術は傷が目立ちますか?
下まぶたの結膜側を、瞼板の下縁に沿って約2cm切開し、筋膜と瞼板の下縁を縫縮し下まぶたを引き下げ、外側の白目を大きく見せるようにします。裏側からの手術なので、基本的に傷は残りません。大きな改善を希望の場合は、睫毛の下で皮膚切除を行いますが、下まぶたの際ギリギリを丁寧に細かく縫いますので殆ど分からなくなります。
目を大きくする他の手術と同時にできますか?
目を大きくする手術として、挙筋短縮法・挙筋タッキング法、目頭切開法がありますが、どの組合わせも同時に手術できます。
腫れについて教えてください。
結膜側から行った場合は2~3日は浮腫んだような感じです。皮膚側を切開した場合は、5日目に抜糸を行いますが、それまでは保護のために、肌色のテープを貼って頂きます。腫れは個人差がありますが、1週間程度は浮腫んだように出る場合があります。
痛みについて教えてください。
点眼の予備麻酔を行い極細の注射針で局所麻酔をしますの、ほとんど痛みを感じることはありません。特に痛みに敏感な方には、眠っている間に終了する静脈麻酔もできます。術後に強い痛みはなくお渡しする鎮痛剤で十分カバーできる位です。